学校長挨拶
函館市のほぼ中央部に位置する本校は,函館市立凌雲中学校,函館市立的場中学校,函館市立光成中学校の3校が統合し,校区の変更により函館市立宇賀の浦中学校の一部も編入され,4校を基に平成30年4月1日に開校し、今年で6年目となります。今年度の在籍生徒数は1年生184名,2年生181名,3年生201名,生徒数567名。学級数は普通学級15学級,特別支援学級4学級の19学級となりました。
今年度は,統合前の旧4校が長い歴史の中で培ってきた伝統を大切にしながら,巴中学校として新たな歴史と伝統の創造に向け,校訓である「自主自律」の精神を礎に,生徒が「自ら考え,自ら判断し,責任をもって行動する」ことを目標とし、「生徒を育てる学校」から「生徒が育つ学校」を目指してまいります。
社会が大きく変化する中で、学校は社会でよりよく生きていくための資質を多様な経験を通じて身につけ、子どもたちを持続可能な社会の担い手としていくことが求められます。そこには、子どもを「育てる」から子どもが「育つ」という発想の転換が必要になります。
学校経営の基本理念は「教育は人なり」。生徒にとっての最大の教育環境は教師であると考え、人との係わりを大切にし,生徒一人一人の将来の夢や希望の実現を目指すとともに,思いやりの心をもち,社会に貢献する生徒の育成を目指します。そして,巴中学校生であることを誇りとする学校づくりを推進するため教職員が一丸となって邁進してまいります。
最後になりましたが,新型コロナウィルスの影響により生徒をはじめ保護者の皆様,地域の皆様,関係各位の皆様には,様々な場面で多大な負担をおかけしております。また、このような状況にも関わらず温かいご支援をいただいておりますことに深く感謝申し上げます。
新型コロナウイルス感染症が2類から5類に変更になったことで学校における対応も変化していきますが,すぐに全部を以前と同様にするのではなく,状況を見ながら進めて参ります。今しばらく様々な面でご不便をおかけすることになると思いますが,引き続き本校の教育活動にご理解とご支援をお願いいたします。
函館市立巴中学校 校 長 佐 藤 雅 博